自宅のインテリアを考える

現代においても週末になると親しい友人や親族などを迎えホームパーティーなどが頻繁に行われる英国では、歴史を遡ってみても自宅でのディナーや週末のホームパーティーなどに、親交の深いゲストをお迎えすることは、最善のおもてなし文化であったようです。イギリス人の自宅などを訪れてみると、壁いっぱいに装飾された額縁の家族写真や絵画などを見かけることがありますが、そのようなインテリアの装飾品は、自宅を訪れたゲストたちへ家族の存在や自分たちの大切にしている風景などを紹介することとされ、彼らにとっての最高のおもてなしインテリアにつながっているようなのです。日本では自然災害が比較的多い風土もあり、壁に装飾をするという文化は、歴史的にもなかなか根付いてはおりませんが、ヨーロッパの人々の生活習慣のなかには、自宅に人々を招き入れることのなかで、家族写真や肖像画などをインテリアとして装飾する文化が根付いているのは、自宅を訪れた人々を楽しませるためのおもてなしである要素が強いようなのです。