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サルザーナの大聖堂の十字架板絵

サルザーナの大聖堂にある十字架板絵には、キリストの身体の両脇にある幅広の部分には聖書の物語の一部が描かれているそうです。それはビザンティンのエマイユ・クロワゾネや伝記イコンと共通な構造が見られるのだそうです。

十字に沿うように周囲を縁取ってせりあがっている装飾が施されているということです。

ゴシック初期のジュンタピサーノが作った十字架板絵のキリスト像の脇の部分には、物語絵や聖人の絵ではなく装飾模様が施されているそうです。

周囲の縁取りの上には、盛り上げによる円形の装飾が等間隔に施されていて、金箔やテンペラによって仕上げられているそうです。

キリスト教の海外に携わっていた匿名の職人たちの仕事だったものは、徐々にその存在も仕事も確立されていきました。名のある作者として教会の依頼をこなすようになったのです。

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