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絵手紙で想いを伝える

「春うらら」などと絵手紙に書かれた春の訪れの喜びを告げる便りが人知れず郵便ポストに届くことは、なんとも言えないワクワク感があります。友人から届いた傑作な絵手紙は、額縁などに入れて自宅の玄関などに飾るようにしておりますが、最近の境世代の方々は、スマートフォンやパソコンの画面からこのように、季節の移り替わりを楽しむ便りを受け取っているのでしょうか。

「季節」を楽しむことは、日本人にとって何事にも代えがたい娯楽であったのではないでしょうか。最近では、テレビを付ければ熱中症、新型コロナウィルスの流行など、季節を告げるお知せではなく、何か世界の危機的な情報ばかりが、目や耳を刺激しているようにも感じています。新型コロナウィルスの流行から、どこにも出かけることのできない真夏のシーズンを、エアコンにキンキンに冷えた室内で過ごされていた方も大変多いのではないでしょうか。

お子さまにしてみればせっかくの夏休みに、自宅で自粛生活とは、なんとも聞くに堪えない夏休みの過ごし方でもありますね。このようなご時世だからこそ、絵手紙などで季節を楽しむ日本人の心を取り戻していただきたいと願うばかりであります。ご自分の近況をお知らせしたい方々に、お好きな夏の風景やメッセージを添えてこの度の状況をお互いにねぎらってみるのはいかがなものでしょう。

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